辛子蓮根とは

 辛子蓮根とは、熊本名物の郷土料理の一つです。太めの蓮根の穴に味噌(関東地方が赤味噌中心なのに対して、熊本では白味噌を用いることが多いようです)と和辛子を混ぜたものを詰めて、卵黄を混ぜた衣でくるんで揚げたもので、輪切りにして食べます。

 切るとその断面が、卵黄を使った周囲と辛子の淡い黄色が蓮根の白色とパステル調のコントラストを織りなして、ちょっと優しい抽象画的のようにも見えますので見た目も引き立ちます。お土産にはちょうどいいかもしれません。

 実は熊本県は蓮根の産地としても全国で有名で、旬の時期は秋から冬になります。ですから昔はこの時期にしか楽しめない料理だったわけです。

 しかし、現在はいつでも食べられますし、熊本県では変わった料理ではなくて、ごく日常的な食べ物なのです。どこのスーパーでもたいていは置いているものです。両端を切った蓮根に衣をつけたものですから、丸ごと一本で売っているものはかなり大きな稲荷寿司のようにも見えます。平均してだいたい20cmくらいのものでしょうか。また、あらかじめ輪切りにしてパックしてあるものもありますが、この場合は辛さが少し薄れてしまうようです。

 調理法が簡単なので家庭でもよく作られます。普通に食卓に並ぶほかに、子供のおやつや、お酒のつまみとしても食されています。食べるときは厚めに1cm弱程度に切ることが多いようです。

 歴史のある料理なので、老舗のお店のものはかなりのこだわりで作られています。食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。

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