熊本県民が好きな辛子蓮根

 熊本県にお住まいの方なら、色々な辛子蓮根を食べているのだろうと思われるかもしれませんが、実際は違うようです。例えば江戸時代から伝わる本来の製法による辛子蓮根を食べたことがある人は、むしろ県外の方のほうが多いのかもしれません。

 それは辛子蓮根があまりに普段の家庭料理として根付いてしまっているからで、こだわりのある本当の辛子蓮根まで行き着かないことが多いからなのです。

 熊本県在住の方は、特別のことがない限り辛子蓮根はスーパーで買ったり自分で作ったりしてしまうので、そちらの味しか知らないのです。

 それでその味がどのようなものかというと、ほぼ全てが白味噌仕立てのものなのですが、味噌の味が全然感じられないほどに辛さが勝っているのがほとんどなのです。

 この辛さが好きだという方は、中身を抜いたりせずにそのまま食べてしまいます。頭が痺れるほどに辛いものです。しかしそうした方は少数派で、多くの方はある程度中身を抜きます。

 ですから熊本県民の方の多くは、辛さを残した辛子蓮根が好きということになるのでしょうか。

 でもその由来の項目で書いたように、辛子蓮根は元々城中の料理とされたほどのものなのですから、熊本県民の皆さんも一度は本物の老舗の味を食べた方がいいのかもしれませんね。そうすれば家庭で作る辛子蓮根にももう一工夫できるかもしれませんし。

 街に買い物に行けば、平家屋さんという総菜屋が鶴屋の地下でお土産用の本来の甘辛仕立ての辛子蓮根を扱っています。

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