懐かしいふるさとの煮しめ

私の故郷は秋田県の県南内陸地方(横手湯沢地区)です。

秋田県には孟宗竹があまり生えていません。

笹の葉ににた姫竹が主流です。

そのタケノコも、やはり孟宗のタケノコのように太くたくましいものではなく、小指の太さほどの姫タケノコです。

この姫タケノコを水煮にして自家製の缶詰にするのが秋田の内陸流です。

裸缶詰に「タケノコ」と書いている自家製缶詰が地下室や納戸にたくさんストックされているのです。

その姫タケノコを使った煮しめが最高に美味しいです。

まず、煮物用の鍋に油を引いて、水煮のタケノコを炒めます。タケノコはたっぷり入れます。

それから人参とこんにゃくを入れて炒めます。

戻した干しシイタケも炒めます。

そして油が絡まる程度に炒めたら、干しシイタケの戻し汁を入れます。

そしてかなりの量の砂糖を投入。

砂糖を入れるのは秋田の煮物の鉄則です。

みりんではなく、砂糖なのです。

砂糖で十分コクが出ますし、甘さが煮物を柔らかい味に仕上げます。

砂糖の味が染みた頃。出汁醤油(めんつゆ)を入れます。

黒くて甘くてしょっぱい煮汁で、こんにゃくとタケノコは味が染みれば染みるほど美味しくなります。

姫タケノコの頭の(穂先)の部分が特に美味しいです。

最後にオシャレにインゲンを茹でたものを飾るのが良いでしょう。

濃い味の煮物に、味のないインゲンが、軽い箸休めになるのです。

不健康そうな煮物のように見えますが、北東北の雪深い地方の心温まるおふくろの味です。

しばらく悪くなる事もありませんし、お茶請けにもなります。

こんな秋田の煮物、姫タケノコの煮物が私達の自慢の郷土料理です。

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