おばあちゃんの懐かしい味について・松前漬と里芋の煮っ転がし

私の母方のおばあちゃんは、十数年前に亡くなりました。
いつも明るく振る舞っていて、料理も得意でした。存命中は、私も幾度となく料理をごちそうになりました。

おばあちゃんの懐かしい味については、いくつかの料理があります。とりわけ印象に残っているのは、松前漬というものです。これは、年末年始にかけていただく恒例の料理でした。

まず、人参とするめいか、昆布を細く切り、数の子を加えます。

鍋で酒とみりん、醤油を煮切り、冷めたら先ほどの具材に混ぜます。

後は、一週間ほど、冷蔵庫で冷やして熟成させます。昆布のねばりが出てきたら食べ頃です。

初めて松前漬を見た時、私は緊張しながら箸をつけました。

ところが、数の子の塩味が利いていて、とても美味しいのです。子供ながらに感動し、何度もお代わりをしました。

おばあちゃんが「どんどん食べなさい」と言葉をかけ、張り切って器に盛ってくれたことを思い出します。

また、おばあちゃんが作る里芋の煮っ転がしも忘れられません。

里芋がとてもやわらかくて、もっちりした食感でした。

しかも、だしや酒、醤油というシンプルな調味にもかかわらず、味がしっかりとしみこんでいました。

甘辛い風味が絶妙ですし、里芋の表面の照りも美しいものでした。

私もいつか、おばあちゃんの味を自分で再現してみたいと思っています。

美味しいおススメの熊本のお土産

ページ上部へ戻る