いくらの醤油漬け

おばあちゃんの懐かしい味、思い出の味といえば、「いくらの醤油漬け」です。

新鮮な生の筋子(いくら)をいただいてきて、軽くぬるま湯でほぐし、お酒とお醤油で漬け込むという、素朴かつ豪華な一品こそが、おばあちゃんの味として、調理している時にぴったりと横について観ていたことをいまも憶えています。

よくテレビや旅やグルメの情報誌などで、いくらどんぶりや鮭といくらの親子丼ぶりなどが出るたびに、もっと自由にたっぷりとご飯にかけていただいていたことを思い出し、なんとまぁ贅沢なことだったのだと、少し自慢気に振り返っています。

いくらの醤油漬けしかり、うにやあわびも好きなだけ食して過ごしたものです。

特別漁師や漁業関係者の家でもありませんが、美味しいというものや、舌の価値観を整えていただいたことは、結果大人になった時に答えが出ているものと、改めて感じ、感謝しています。

おばあちゃんの懐かしい味を引き立てるべく、おじいちゃんはお米をつねにこだわり用意をしていました。

お米は美味しいし、いくらの醤油漬けがこれまた美味しいものですから、食がすすむのは自然なことなのですが、小学校1年生の時に、ご飯を七膳頂いてしまい、二人から大笑いとよく噛んで食べなさいとのご注意をいただいたことがあります。

よく噛んでも食は、すすんでしまうものなの、それがおばあちゃんの手作り且つ懐かしいの味である「いくらの醤油漬け」なのです。

さじ加減、いい塩梅、おばあちゃんの手が懐かしい、そしておばあちゃんの懐かしい味を引き継げたことを大切にしたいと思います。

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