ごあいさつ

株式会社平家屋 代表取締役 本田真由美

 

私ども「平家屋」のサイトを見て頂き、大変ありがとうございます。
まず始めに、私の食にする原点を知って頂くため、私の子ども時代のお話をさせていただきます。

私の実家では農家でもないのに豚を飼っていました。その豚は私達姉妹3人の教育のために用意されたものでした。雨の日も雪の日も姉妹でバケツを持って、ご近所の方から残飯を頂いて回り、豚に餌を与えていました。当時は泣きながらやっていたのですが、何故このようなことをやらされているのかわかりませんでした。家にはお手伝いの方がいましたが、父は私達にだけ餌やりを任せました。毎日続けなければ生き物は死んでしまうので、学校帰ったら宿題よりもまず豚の世話をしていました。

当時小学生だった私は理解出来なかったのですが、今振り返ると父の考えがよくわかります。父は私たちに、その豚に毎日餌を与えて世話を続けることで、何かを継続してやり続けることを身につけて欲しかったのでしょう。その後、悶々と人生送るよりも自分らしく何かに常にチャレンジして送りたい、そのヒントをずっと探していました。何をしたら自分らしくいられるのか、いつも考えていました。

結婚後、3人の子供が幼く育児をしていたときも、何か出来ることはないだろうかと自分の生き方を常に探していました。そのように試行錯誤したことが、結果として今の平家屋の商品に結びついたのだと思います。母として子どもを育てる中で、どんな食べ物が子どもにとって一番の幸せなのか、子どもの食べる物について考えるようになりました。子供は珍しいものや、好みそうな食べ物を与えると非常に喜びます。食べさせるともっともっとエスカレートしていきます。これではいけないと思って、歯止めをかけました。日本人なのに、日本食を伝える前に子どもに肉食を教えてよいのだろうかと、母親として疑問を感じたのです。

やはり、大豆や醤油の文化をベースに教えていかなければ、今の子どもたちが母親になった時、次の世代に日本食が伝わっていかなくなります。この想いがこの商品を生み出した1つのきっかけです。豊かな生活を享受している自分の子どもたちや孫たちを見ていると、良い時代になったと感じさせられますが、だからこそ弊社の商品に価値を感じています。これは絶対に大事にしたい、伝えていきたいと思っています。

私は、代々伝わってきた味を正しくそのままの形で伝えたいという想いを持っています。今の鶴屋の会長が冗談まじりに、「30年間も商品が変わらないなんて図々しい!」とおっしゃいます。確かに、普通の食品を扱う店舗ならメニューを変えるのでしょうが、我々平家屋には基本の味をお伝えしたいという想いがあるので、あえてメニューは変えていません。30年間同じ商品で商売している会社はとても珍しいと思います。多くの場合は今風のアレンジなどの工夫をしていますが、弊社の場合はずっと味付けを変えずに続けています。ただ、もちろん味付けは一貫しているのですが、若い世代の方に簡単に食べて頂くため、レンジを使って簡単に食べられるよう、煮しめを入れた饅頭をつくりました。このように平家屋では、伝統の味付けをただ守り続けるだけではなく、食べる人に合った形に変える商品構成も行っています。

現在、世界中に日本食が浸透している中で、野菜食の大事さは強く主張されており、塩麹や発酵食品についても見直されています。かつて外国の食べ物だったヨーグルトが日本人の常食になったように、煮物も外国に紹介したいと考えております。煮しめ饅頭に続く商品として、少量の煮物の個包装を行い、一人暮らしやお年寄りの方など様々なお客様のニーズに合わせてきました。さらに、これらの商品を外国に輸出出来る体制も整えました。日本の子どもだけではなく、グローバルな視点から、海外在住の子どもやヘルシーな食事を求める外国の方も視野に入れた事業展開をしていきたいと夢見ています。

最後に、日本の子どもたちに伝えたい夢を言わせて頂きます。日本人は日本人としての誇りを大事にしながらも、グローバルな感覚を持つ総合的なバランスの取れた若い方が増えて欲しいと思います。社長としてではなく母親として、あえて願いを言わせて頂きます。まず何かがむしゃらに生きて、家族や身の周りの方に感謝しながら、大きな夢に向けて自分らしさを見つける人生を送って欲しいと思います。理想を持つことはとても大切で必要なものですが、そのうえで自分らしさを求めると、私のようにやりがいのある、自分が一番好きなことに辿り着けます。人に迷惑をかけない限り世間体を気にする必要はありません。一番好きなことをやり抜くことも大変な苦労になりますが、夢と日本人としての誇りを常に持ちながら、世界中で活躍してくれるよう期待しています。

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